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鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』レビュー

『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術 ?そうだ、売国しよう? (GA文庫)

 

 

 

登場人物

ウェイン

主人公のナトラ国王太子

天才的な頭脳を持ちながら仕事嫌い。

ニニムのことを侮辱した相手には容赦なし。

 

ニニム

ウェインの幼馴染。

優秀な補佐官。

ウェインのことを憎からず思っている模様。

 

あらすじ

天才的ではあるが仕事が嫌いで早くナトラ国を売却したいウェインだが、

運が悪いこともあって思い通り国を明け渡す方向に行かない。

 

最初ナトラ軍に帝国の教導を受けさせ、

今後の帝国へのナトラを併呑させる布石にしたつもりが

帝国皇帝の死亡により結果的に

帝国から金と軍教育のノウハウを奪ってしまうことに。

 

次に侵攻してきた隣国のマーデン軍を撃退し、

その勢いでマーデン国の金鉱山を奪取してしまう。

 

マーデン軍は3万の兵を挙げて金鉱山を取り返そうとするも

5千の兵とウェインによって撃退され、

さらにマーデンは隣国のカバリヌによって滅ぼされる。

 

こうしてナトラは帝国から金と軍教育のノウハウを

マーデンからは金鉱山を結果として奪うことになってしまう。

 

感想

 

話のメインは国家運営になります。

 

戦ったりラブコメ要素は少なめですが、

危機的状況にウェインがどんな策を出すのか

引き込まれるように読んでしまいました。

 

ウェインの天才的な策略もですが、

運の悪さからどう状況が転んでいくのか

先の読めない面白さがありました。