ラマゲーブログ

主にラノベ・マンガ・ゲームについて取り扱うブログです。レビューに関してはネタバレが含まれています。

『天才王子の赤字国家再生術5〜そうだ、売国しよう〜』レビュー

『天才王子の赤字国家再生術5〜そうだ、売国しよう〜』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術5~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

 

あらすじ

今回はナトラ国マーデン領を中心とした西側の話。
ソルジェスト王国とデルーニオ王国とマーデン領は互いに隣接している立地で、
ソルジェストとデルーニオは争いが絶えず
マーデンは両国の仲裁役をしていた。

 

そんな中マーデン領がソルジェストとデルーニオにハメられ、
ナトラ国がソルジェストから宣戦布告を受けてしまう。

 

ソルジェスト王国は大国であり軍事力で劣るナトラは大苦戦。
しかしウェインの奇策により
ソルジェストの王グリュエールを捕虜にすることに成功し、
ソルジェストとデルーニオ共に和睦する。

 

感想

今回も大一番でウェインの奇策は炸裂するも
ちょっと無理やりというか
都合よすぎる気はしました。
思ったより相手が小物だったのでしょうか。

 

やや失速した印象があります。

 

 

天才王子の赤字国家再生術5~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)
 

 

『天才王子の赤字国家再生術4〜そうだ、売国しよう〜』

『天才王子の赤字国家再生術4〜そうだ、売国しよう〜』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術4 ?そうだ、売国しよう? (GA文庫)

 

あらすじ

今回は東側、主に帝国とナトラに焦点があたります。

 

皇帝不在の帝国で次の皇帝を決めるべく
都市ミールタースにて皇子同士が会議を開くという。
そこにナトラも招待されたが戦後処理に追われるウェインは参加出来ず、
妹のフラーニャが参加することになる。

 

遅れて皇子会議に駆けつけるウェイン。
そのウェインとの会談中第一皇子ディメトリオが暗殺されかかる。

 

その責任をミールタースに押し付け、
軍で包囲する第二皇子のバルドロッシュと第三皇子のマンフレッド。
更に西からレベティア教の軍がミールタースの民を保護するという名目で挙兵してくる。
更に更にウェインが過労から倒れてしまう。

 

ミールタースの運命やいかに。


感想

今回も怒涛の状況変化とそれを解決するウェインの奇策が光りました。
しかし以前と比べてウェインの出番は少なかったのですが、
代わりに妹のフラーニャが大活躍してくれました。

 

特に複数の軍隊に囲まれて戦々恐々とするミールタースの民に対し
演説を行い落ち着きを取り戻させるフラーニャには感動しました。
最近涙もろくなったせいか、
成長したフラーニャとフラーニャを信じるミールタースの民に少し涙が出ました。

 

後世の歴史家においてウェインと並び立つ怪物としてフラーニャが挙げられる
との記述もあったので、今後フラーニャの活躍が見込めそうで楽しみにしています。

 

 

 

『天才王子の赤字国家再生術3〜そうだ、売国しよう〜』レビュー

『天才王子の赤字国家再生術3〜そうだ、売国しよう〜』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術3 ?そうだ、売国しよう? (GA文庫)

 

あらすじ

今回は大陸西側での話。

 

ウェインがカバリヌ王国で催されるレベティア教の聖霊祭に招待される。
この聖霊祭ではレベティア教の幹部(選聖候)が集う会議が行われるのだが、
ここでウェインがカバリヌ王国のオルドラッセ王から選聖候の推薦をされる。


現役の選聖候7人のうち過半数の推薦を得れば選聖候になれるため、
ウェインはオルドラッセ王以外の選聖候に面会に行く。

 

その最中事件が起こりウェインは選聖候を諦めナトラへ帰還しようとするのだが、
カバリヌからの追っ手とナトラの反乱軍により挟み撃ちを受ける。

 

マーデン国(カバリヌに占拠されている)の解放軍と手を結んだウェインは
カバリヌ軍とナトラの反乱軍を撃退。
更にカバリヌに占拠されていたマーデン国領土の一部を取り返し、
カバリヌとの和睦が成立する。

 

感想

今回は今まで以上に話が複雑に展開していました。

 

目まぐるしく敵味方が入れ替わったり、

主要人物があっさり死んだり。

まさかあの人が死ぬとは思いませんでした。

 

そして登場した選聖候全員キャラが濃いというか、個性が強いです。

そのうちの一人は今後も暗躍してくれそうです。

 

このシリーズ巻を重ねるごとに話の予測がつかないというか、

「えっこの後どうなっちゃうの?」という思いが強くなってる気がします。

今回も面白かったです。

 

 

 

 

 

『デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上』レビュー

デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上 (ファンタジア文庫)

 

あらすじ

一章(鳶一折紙)〜五章(五河琴里)まで各章一人ずつ焦点を当てた内容になっています。
零章(村雨令音)もあるにはあったけど数ページで
内容も令音についてなのかよく分かりませんでした。

 

前巻で澪の力が消えてから1年経過した後の話になります。

 

各章でメインキャラと士道が主にデートする形式で、
所々新精霊の不穏な描写や
士道の十香に対する想いが描かれていきます。


口絵

表紙の精霊、
琴里・六喰・七罪・真那・四糸乃、
狂三の3枚です。
滅多に見れない慌ててる狂三かわいいです。


挿絵

折紙、二亜、狂三、四糸乃、琴里、
各章のメインキャラは全員挿絵あります。
その他の挿絵はエレン、表紙の精霊、八舞姉妹でした。

 

特に四糸乃の挿絵は2枚あって、
前後の話読んでる最中にあの挿絵見せられたら泣いちゃいました。


感想

今回は特に印象深かったのは四糸乃ですね。
精霊になる前の記憶がない四糸乃の過去が明かされるのですが、
悲しいことがあっても前を向いて歩く四糸乃の姿に涙しました。
挿絵の威力も大きかったです。
初登場時と比べても成長したなと感じました。

 

あとは二亜、狂三の今までと違った一面が描かれたのも良いですね。
だらしない印象しかなかった二亜が格好良く見えました。
慌てる狂三という貴重なシーンもありました。

 

琴里は士道に選ばれなかったようですが、
諦めない琴里強いです。

 

折紙は前半モブの状況説明も入っておりページ数少な目でした。
そして良くも悪くも普段通りだった印象。

 

 

 

『天才王子の赤字国家再生術2〜そうだ、売国しよう〜』レビュー

『天才王子の赤字国家再生術2〜そうだ、売国しよう〜』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術2 ?そうだ、売国しよう? (GA文庫)

 


あらすじ

ウェインに縁談が持ち上がるも
その相手が帝国の第二皇女ロウェルミナでした。
しかもこのロウェルミナ実はウェインが留学していた際の学友ロワだという。

ウェインとロワ二人の策略が絡み合いながら話は展開していきます。

 

感想

今回はロワという策略家も出てきて、
ロワとウェイン双方頭が切れるため
話がどう展開していくか予測がつかない面白さがあります。


ウェインを自分の思惑に引き込もうとするロワですが、
実は学生時代からウェインに懸想しており、
当時交わした何気ない約束をウェインが覚えていて、
ロワに利益が出るよう手を貸すウェインに感動しました。
相変わらず絶望的な状況をひっくり返すウェインの知略に脱帽です。

 

ウェインに縁談が持ち上がったことで

寂しがるフラーニャ(ウェインの妹)と

それを慰めるウェインのシーンは癒されました。

更にロワとニニムが入浴したことに対し

フラーニャが嫉妬するシーンもあり、

フラーニャファンは必読です。 

 

 

 

鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』レビュー

『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

天才王子の赤字国家再生術 ?そうだ、売国しよう? (GA文庫)

 

 

 

登場人物

ウェイン

主人公のナトラ国王太子

天才的な頭脳を持ちながら仕事嫌い。

ニニムのことを侮辱した相手には容赦なし。

 

ニニム

ウェインの幼馴染。

優秀な補佐官。

ウェインのことを憎からず思っている模様。

 

あらすじ

天才的ではあるが仕事が嫌いで早くナトラ国を売却したいウェインだが、

運が悪いこともあって思い通り国を明け渡す方向に行かない。

 

最初ナトラ軍に帝国の教導を受けさせ、

今後の帝国へのナトラを併呑させる布石にしたつもりが

帝国皇帝の死亡により結果的に

帝国から金と軍教育のノウハウを奪ってしまうことに。

 

次に侵攻してきた隣国のマーデン軍を撃退し、

その勢いでマーデン国の金鉱山を奪取してしまう。

 

マーデン軍は3万の兵を挙げて金鉱山を取り返そうとするも

5千の兵とウェインによって撃退され、

さらにマーデンは隣国のカバリヌによって滅ぼされる。

 

こうしてナトラは帝国から金と軍教育のノウハウを

マーデンからは金鉱山を結果として奪うことになってしまう。

 

感想

 

話のメインは国家運営になります。

 

戦ったりラブコメ要素は少なめですが、

危機的状況にウェインがどんな策を出すのか

引き込まれるように読んでしまいました。

 

ウェインの天才的な策略もですが、

運の悪さからどう状況が転んでいくのか

先の読めない面白さがありました。

 

 

 

『デート・ア・ライブ20 十香ワールド』レビュー

デート・ア・ライブ20 十香ワールド』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

デート・ア・ライブ20 十香ワールド (富士見ファンタジア文庫)

 

 

あらすじ

序盤は精霊達全員が平和に暮らす偽りの世界での話。

それは反転十香の作り出した世界とラジエルで判明する。

 

元の世界に戻すために士道はいつも通り反転十香とデートを開始。

 

しかし偽りの世界にもタイムリミットがあるようで、

十香以外の精霊たちはデートが終わるまで

偽りの世界が維持できるようバトルロイヤルを開始する。

 

 

感想

精霊全員幸せそうな日常パートがあって、

読んでてほっこりしました。

精霊全員個性的なのが良いです。

特に美九と七罪は笑いのシーンに強いですね。

 

みんな大好き狂三ちゃんも出番多いし

話を進める重要な役割です。

バトルロイヤルでも何やら思惑がある模様。

 

バトルロイヤルは火力に優れた精霊だけでなく
非力な精霊たちも能力活かして戦っており、

先の読めない展開に心踊りました。

優勝した精霊には驚きました。

 

反転十香も偽悪的に振舞っているが

十香には素直だったりして可愛いかったです。

 

ラストについては記述を控えますが

次巻が待ち遠しくなる引きです。

 

 

 

 

 

『魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 3』レビュー

『魔弾の王と凍漣の雪姫(ミーチェリア) 3』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

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あらすじ

アスヴァールでは3人の王子・王女が継承争いを行なっていました。

 

1.

エリオット王子を擁立するティグル(主人公弓使い)、

ミラ(ヒロイン氷の槍使い)、ソフィー(光の錫杖使い)、とジスタート軍。

 

2.

ギネヴィア王女を擁立するロラン(黒騎士デュランダル使い)とブリューヌ軍。

 

3.

特に後ろ盾となる国はなさそうだったジャーメイン王子。

レスターという残虐非道の部下がいる。

 

上記3つの陣営がそれぞれの思惑で動いています。

 

ティグル一行はジスタートを出発しアスヴァールへ到着、

拠点を確保するべく砦を攻めレスターと交戦する。

ミラの竜具(槍)が通じない上にどうやら魔族の模様。

更にレスターは海竜をも従えている。

 

そこでギネヴィア陣営と協力して海竜とレスターを撃退。

 

ひと段落と思いきやエリオットが殺害され、

ティグル一行はギネヴィアに協力することになり、

次巻へ続く。

 

感想

毎度おなじみティグルとミラのイチャイチャシーンは健在。

 

ティグルは今回も観察眼と弓の腕が冴えます。

さらに砦攻めの指揮も任されそちらでも活躍していました。

 

ギネヴィアが登場しティグルとの繋がりも明らかになって

ギネヴィアとミラの恋の鞘当て勃発かと思ったけど

現時点ではギネヴィアにその気はなさそう。

それでも戦姫たちとのライバル的立ち位置のようなので今後の活躍に期待。

 

ロラン対魔族の戦闘が実現し、

ある程度ロランの実力が見れた巻でもあります。

 

ミラは今巻目立った活躍が少なかった気がします。

ミラとギネヴィアが紅茶に対する意見で対立したのはクスリとしましたが。

 

ラストではソフィーの外交手腕を活かした活躍が見れました。

こういう予想だにしない展開というのはいつも楽しいものです。

 

 

『魔法少女育成計画「黒」』レビュー

魔法少女育成計画「黒」』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

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あらすじ

魔法少女学級編開幕。

魔法少女を1つのクラスに集めて教育を行っている模様。

 

新キャラ多数の中にも見覚えのあるキャラも。

 

そこに元囚人のカナが転校、

何も起きないはずはなく。

 

 

感想

魔法少女学級編は次巻に続きます。

今回はカナの登場と成長がメインで、色々謎を振り撒いた巻でした。

 

バトル

今巻はバトルは少なめでしたが1戦1戦濃かったので物足りなさはありませんでした。

やはり魔法少女育成計画のバトルは

個性的な能力をどのように活かすか、

思いもよらない利用方法が魅力だと思っているので今回も満足出来ました。

 

カナ

カナが元囚人とのことで最初私も危険人物かと思っていたが、

読み進めているうちに無垢で純粋なキャラなのかなと考えが変わっていきました。

ホムンクルスとの戦いを終えたときのクラスメイトとの触れ合いは胸が熱くなりました。

とはいえ序盤に発揮した威圧感が何かの伏線になっていそうで最後までドキドキしていました。

次巻明かされるか?

 

再登場キャラ

更に再登場キャラがいつもより豊富で、

フレデリカ出たしラストのスノーさんの転校でワクワクが止まりません。

 

ホムンクルスという形でも再登場する強敵が居たので、知ってるキャラが出る度懐かしさand「あのキャラに勝てるのかよ」という恐怖が良いアクセントになりました。

 

まとめ

カナの成長と芽生える友情!

数は少ないが濃いバトル!

豊富な再登場キャラ(特にフレデリカandスノーさん)!

 

 

 

芝村裕吏『やがて僕は大軍師とよばれるらしい』レビュー

『やがて僕は大軍師とよばれるらしい』

のレビュー記事になります。

 

ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

 

やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (MF文庫J)

 

作者について

新刊を眺めていたとき最近流行りのなろう小説っぽいタイトルに目が止まったのがこの本でした。

作者を見ると『マージナル・オペレーション』、『われは剣王っ』、『ガンパレード・マーチ』を作った芝村裕吏とのことで、いずれも好きな作品だったので購入を決めました。

 

ゲームと漫画原作でしか知らなかったのですが、

調べてみると小説も多数出版されているようでした。

むしろ数で言えば漫画より小説の方が多いようです。

 

 

登場人物

ガーディ

エルフに育てられた人間で人間社会の常識に疎い主人公。

お母さん大好き。

 

ナロルヴァ

オークとのクォーターでガーディの上司。

フローリンとガーディとのやりとりに何かと嫉妬してくるのがかわいい。

あと犬歯がかわいい。

 

フローリン

ガーディが使えることになった国の姫様。

世話焼きさん。

 

メイ

ガーディの家来の妖精。

いたずら好きで、空を飛べて、踊れる。

そして忘れっぽい種族。

 

あらすじ

エルフの村が大国(イントラシア)の庇護下に入るため、

服属条件としてガーディが兵として差し出される。

 

武芸は並以下(あくまでエルフ基準で並以下なだけで、

人間基準では弓の名手)だが知力と仲間の助けを借りて

敵国から攻め込まれるイントラシアの窮地に立ち向かいます。

 

ネタバレ&感想

絶望的な状況からどのようにして敵をやり込めるのか、

ワクワクしながら読みました。

 

何か超常的な力を用いて敵と戦うのではなく、

(一部天才的な弓の腕はあるものの)

ガーディの頭脳と戦術でピンチを乗り越えていくのがとても私好みです。

手持ちの札をどのように使って逆転するのか考えながら読むのですが、

まるでミステリーの解決編を読む前のような気持ちになります。

 

特殊な能力(権能)がガーディにはあり、

人間にはほぼ役に立たない能力と考えられているようなのですが、

何やら含みがありそうな感じでした。

 

「またオレ何かやっちゃいました?」的なポイントはあるものの

エルフに育てられたガーディには

人間社会の常識は分からないのは当然であり

嫌味のようなものは全く感じられませんでした。

 

ガーディと嫉妬深いナロルヴァのじゃれあいも良かったです。

そのやりとり全てを描写せず、

読者に想像の余地を残しているのが心憎いですね。

電子書籍版にはナロルヴァとのじゃれあいショートストーリーも付いているので

ナロルヴァファンは必読です。

 

これほど読み終わるのが勿体無いと思う作品は久々でした。

第2巻は今冬発売とのことで今から次の巻が楽しみです。

 

 

 

春日部タケル『このあと滅茶苦茶ラブコメした 本当はあなたのこと大好きだけど、絶対バレてるわけないよね!!』レビュー

『このあと滅茶苦茶ラブコメした 本当はあなたのこと大好きだけど、絶対バレてるわけないよね!!』

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ネタバレ要素がありますのでお嫌いな方は回れ右です。

 

ASIN:4041087309

 

登場人物

赤城大我

文武両道かつイケメンだがラブコメ好きすぎて変人扱いされる鈍感系主人公。

ブコメ好きというより、ラブコメのシチュエーションに憧れているという印象。

 

神代シンフォニア

金髪碧眼ハーフ美少女。

日によって『クール』や『ミステリアス』を装おうとするが

根がポンコツなためすぐボロが出る。

 

君影静

才色兼備で家柄も良い黒髪美少女。

外面は良いが大我と二人きりだと、

照れ隠しで下ネタ連発する変態少女に。

 

ピュアリィ

地上のトラブルを解決するため遣わされた天使。

頭は弱い。

 

 

あらすじ

天界から漏れ出した魔力により大我たちの周辺で

ブコメ現象が発生するようになる。

『無理やり密着しそうになる』とか『体が入れ替わる』とか。

 

ブコメ現象は主に女子たちの願望によって引き起こされるため、

解除するためにはその願望を満たす必要がある。

 

発生したラブコメ現象を大我たちはどう乗り越えていくのか。

 

 

ネタバレ&感想

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』の

作者春日部タケルの作品。

パロディネタ多めのラブコメディ。

 

時々挟まれる女子の心情パートは可愛くて好きです。

特に素直になれない君影さん。

 

女子達も可愛いのですが、

所々笑いのツボにハマりました。

特にピュアリィが大我の家に居候するくだり。

 

まとめ

のうコメ』が好きなら合うと思います。

良くも悪くも『のうコメ』と登場人物や設定など似てる印象を受けました。

 

のうコメ』未読の方であれば、

パロディ多数、コメディ多めのラブコメが好きならお試しください。

 

 

 

『Re:ゼロから始める異世界生活21』レビュー

Re:ゼロから始める異世界生活21』のネタバレ感想です。

ネタバレ要素を多分に含みますので気にされる方は

読まれないことをおすすめします。

 

Re:ゼロから始める異世界生活21 (MF文庫J)

 

ネタバレ&感想

第6章開幕

 

水門都市で名前を奪われた人たちを救うため、

スバル一行は『賢者』シャウラが隠遁するプレアデス監視塔へ向かう。

 

プレアデス監視塔へ入るには魔獣の巣窟を抜ける必要があり、

その準備として一度屋敷に戻りメィリィ(忘れてたけど魔獣使いの暗殺者)、

レム、ラムを仲間に加える。

 

道中ベアトリス、パトラッシュ(地竜)とのイチャイチャあり。

エミリアのスバルに対する嫉妬が垣間見える箇所があり、満足できました。

 

魔獣とスバルとの戦闘中、

スバル『見えざる手』を発動するも失敗に終わる。

原因はいつ明かされるのか。

 

一応監視塔に着いたもののシャウラを名乗る少女はスバルを師匠と呼び、

そのシャウラが本当に『賢者』なの?

シャウラの師匠が『賢者』なの?

と読者に疑問を抱かせたところで次巻へ続く。

 

まとめ

ティー可愛い。

レム早く目覚めてくれ。

 

 

 

逢空万太『ウィッチクラフトアカデミア』レビュー

ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜 (LINE文庫エッジ)

本日は『ウィッチクラフトアカデミア』を紹介します。

這いよれ! ニャル子さん』シリーズの作者逢空万太の作品ということで

コメディ、パロディ、メタネタ多めかと思っていましたが

今作は意図してシリアスに書かれたようです(あとがきから)。

 

 

 

注意

極力ネタバレには気をつけて書いたつもりですが、

気にされる方は読まれないことをお勧めします。

 

もしこの記事のネタバレにより

紹介作品の面白さが損なわれるようなことがあった場合、

お問い合わせから連絡を頂けると幸いです。

次回以降参考にさせていただきます。

 

あらすじ

空飛ぶ箒に乗ってレースを行う魔女の見習い達による学院青春スポ根もの。

ちなみに魔女といっても基本は空飛ぶ箒で飛行するくらいで、

魔法は使えないようです。

 

基本女子ばかりの学院に一人の少年(女子に間違えられる)が入学し、

ハーレムというより年上のお姉さんたちからマスコットのような扱い。

 

珍しく男子で箒に乗れる主人公ではあるが

女子と比較すると技術は劣っていて学院では落ちこぼれ状態。

そこからどう主人公が這い上がっていくのか、見ものです。

 

登場人物

ティノ

女子に間違えられる男子主人公。

真面目で努力家、あまりウジウジしない好感の持てる主人公。

 

ウルスラ

包容力のある甘やかしお姉さん。

スキンシップ多めで主人公の匂いを嗅いできたりします。

ちょっと病んでそうな一面も。

何故そこまで主人公に構うのか明かされませんでしたが、

何かしら主人公と繋がりがありそうな雰囲気。

 

マルタ

ぶっきらぼう(傍若無人?)だけど何かと主人公を気にかけて面倒見てくれます。

主人公に構う理由については明言はされませんでしたが、

ふんわり匂わせる程度の描写がありました。

 

レッタ

元気一杯大食漢で脳筋っぽい雰囲気だけど周囲をよく見ていて鋭い発言も多いレッタ。

ウルスラやマルタと比べると今巻では登場少なめ。

 

リゼル

クールで優等生。

主人公のことが気になる描写があり。

主人公との熱いレース展開もあり。

そのレース終了後のシーンで主人公への気持ちが変化したような雰囲気もあり、

今後に期待できそうなキャラです。

 

まとめ

期待していたコメディ作品ではありませんでしたが、

道スポ根作品として楽しめました。

特に終盤のレース展開は熱くて好きです。